伊勢・松阪・明和町 カーエアコン修理
![エリシオン](https://ts-as.jp/wp-content/uploads/2019/10/IMG_6206_R-1024x768.jpg)
ホンダ エリシオン【型式:RR3】のエアコン修理です。エンジンをかけてすぐは冷えるが、しばらくすると冷えなくなるという症状で入庫しました。
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最初に症状の確認を行います。エアコンの吹き出し口に温度計を入れて点検します。コンプレッサースイッチON、吹き出し口温度LOに設定したものの吹き出し口からは熱風が出るだけで冷えません。
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冷えるときもあるのでエアコンサイクルに大きな故障はないと想定の上、エアコンのコンプレッサーは回っているかどうかを最初に点検しました。点検の結果、マグネットクラッチが入らずコンプレッサーが作動していない状態でした。
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テスターにてマグネットクラッチへの電源が来ているかどうかを確認。電圧は確かにきています。電気が来ているのにクラッチが入らないのはクラッチ部分の不良であることが確定です。
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正常に冷えるときもあるのでコンプレッサー本体の不良はなさそうですので、今回はクラッチ部分だけを修理することにします。まずはコンプレッサーを駆動しているベルトを外します。サーペンタイン式のベルト、テンショナーはオートテンショナーのためテンショナーを縮めた状態でベルトを外します。
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ベルトが外れたらコンプレッサーのプーリーを外します。プーリーを外したらその奥にあるコイルを外していきます。
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マグネットクラッチは結構摩耗していました。
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コイル部分の不良は確定ですが、プーリー部分の摩耗もあったため両方を交換します。
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外した順番通りに組み付けていき、クラッチ部分が適正な隙間になるようシムワッシャーで調整します。
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ベルトを取付しエンジンを始動してみると、今度はマグネットクラッチがオンして、コンプレッサーが正常に作動するようになりました。
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アイドリングでしばらく様子を見て、その後試運転もしましたが部品交換前のように冷えなくなるという症状も出ることなく、吹き出し口からは正常に冷たい風が出てくるようになりました。症状が再発しないことを確認し修理完了です。