エアコン修理 明和町

AZワゴン MJ21S

スズキ ワゴンRのOEM車両であるマツダ AZワゴンのエアコン修理事例のご紹介です。エアコンスイッチを入れても冷たい風が出ない・冷えないという症状の修理にて入庫しました。

今回修理するために入庫しましたが、それ以前に症状の確認及び故障原因の特定は行っておりました。急に冷えなくなったとのことですので、急激なガス抜けがない限りはエアコンガスの量は関係していないと考え、エアコンコンプレッサー本体なのか電源系統なのかその他の関連部品の不良なのか絞り込んでいきました。

絞り込んでいった結果、エアコンのコンプレッサーのマグネットクラッチの不良だと断定しました。コンプレッサーのマグネットクラッチ部分が焼き付いてしまいエアコンのスイッチを押してもコンプレッサーが回らない状態になっていました。※マグネットクラッチを交換する予定でクラッチを外した後の画像です

マグネットクラッチを交換して修理を行う予定でしたが部品代が意外と高く、お客様とご相談の結果、中古部品のコンプレッサーを取り寄せて修理を行うことになりました。※中古部品ですので保証期間はございませんが、その分安価にて修理ができます。今回の場合はマグネットクラッチのみの部品代の三分の一の部品代で済みました。

エアコンガスを回収してからコンプレッサーの交換を行います。交換が終われば配管内に入ってしまった空気や水分を除去するために真空引きを行います。コンプレッサーの取付前にコンプレッサーオイルの調整も行ってから取り付けました。

真空引き後、しばらく放置してガス漏れがないかどうかを確認してからエアコンガスを規定量充填を行います。エアコンガスは多すぎても少なすぎてもいけません。重量管理になっていますので決められた重量のガスを充填します。エアコンガスの充填ができれば動作確認と冷え具合を点検して修理完了になります。エアコンの修理は比較的高額になる修理が多いですがお客様のご要望に応じて中古部品やリビルト品などの使用を行った修理のご提案もさせていただきます。