三重県多気郡明和町 自動車修理・自動車整備

パッソ KGC10

エンジンをかけると変な音がするということで入庫したトヨタ パッソ【KGC10】です。エンジンを始動してみると通常のエンジン音とは違ううなり音が出ていました。

アクセルを踏んでエンジン回転数を上げるとエンジン回転数に応じて異音も変化することから、エンジンで駆動されているオルタネーターやウォーターポンプなどの補機類からの音だと推定。

ドライバーを当てて音を聞いてみるとオルタネーター本体から音が伝わってきました。オルタネーターのベアリングが不具合を起こしていると断定しましたので、ベアリングの交換を行っていきます。

オルタネーターはフロントバンパーの後ろ側に取付されているためフロントバンパーを取り外してスペースを確保します。

オルタネーターの端子を外す前にバッテリーのマイナス端子を外しておきます。

オルタネーターは以前故障したためかリビルト品のものが装着されていました。メーカーの保証期間が少し過ぎてしまっていたため保証適用外になってしまったため有償の修理となります。

補機ベルトを取り外し、オルタネーターの取付ボルトも取り外していきます。

オルタネーターの取り外しが完了しました。ここから分解していきます。

取付ボルトを外し、後ろ側から分解していきます。

ケースが分解できました。

ケースにベアリングが装着されています。このベアリングを交換していきます。

取り外したベアリングです。指で回してみるとスルスルと回らず抵抗が感じられる状態でした。

新しいベアリングに打ち換えていきます。

ベアリングの打ち替えが完了しました。

あとは元通りに組み付けていくだけです。

組み付けが完了しましたのでエンジンに取り付けていきます。

エンジンにオルタネーターを取付します。そのあと補機ベルトを装着します。

取付が完了したら、エンジンを始動して異音がなくなったことを確認して修理完了となります。