自動車整備・自動車修理
ホンダ バモス【HM3】 エンジンがかからなくなったという症状で入庫しました。セルモーターを回しても初爆がなく、まったくエンジンがかかりそうな気配はありませんので燃料系の不具合と推定しました。
まずは燃料タンクに燃料が入っていることを確認します。問題がなければ燃料ポンプがタンクから燃料を吸い上げているかどうかを点検していきます。エンジンカバーを開けて、燃料配管にアクセスします。
デリバリパイプへの接続を外し、イグニッションキーをオンにしてポンプを作動させてみますが燃料配管からは燃料が全く出てきません。これにより燃料ポンプの不具合と断定しました。
燃料ポンプはインタンク式ですので燃料タンクを降ろさないと取り外しができません。
燃料タンクが降ろせました。
ボルトを取り外して燃料ポンプユニットを取り外します。燃料タンク内はサビもなくきれいな状態です。
フィルターにも詰まりはありませんので、ポンプ自体の不具合だということになります。
ポンプユニットから燃料ポンプを取り外して、新しい燃料ポンプに入れ替えていきます。
このタイミングでフィルターも新しいものに取り換えておきます。
燃料ポンプユニットを元通りに組付けし、燃料タンクも車体に取り付けていきます。このあとエンジンを始動していきます。問題なくエンジンがかかるようになったことを確認して修理完了です。