ザッツ 修理 明和町

JD1 ザッツ

【ホンダ ザッツ(JD1)エンジン不調】お客様より 「エンジンの調子が悪い」とのことでご連絡をいただきました。 少し遠方のお客様の為、取り急ぎ最寄りのディーラーにて修理見積もりをしていただいたところ予想よりも高額な見積もりが出たため、何とかならないかとご相談をいただきました。

【エンジンの圧縮不良】 早速、原因を究明するためにエンジンの圧縮を測定してみると、3気筒のうち1気筒の圧縮が抜けており、ディーラーさんの見積もり通り、エンジン内部の部品交換が必要な結果となりました。 ディーラーさんの見積もりは問題のあるであろう部品、その他一式での交換となっていたため高額な見積もりとなっていました。 安心して乗っていただくためには今現在問題ないところも保険的な意味合いも含め、当店でも同様に交換をおすすめしましたが、お車の使用状況などから、できるだけ安価にて修理をしてほしいとのご要望でしたので、今回は問題のある箇所だけの部品交換を行うことになりました。

【取り外したシリンダーヘッド】 エンジンのシリンダーヘッドと呼ばれる部品を取り外しました。黄色の丸印の部品(エキゾーストバルブ)が欠けており、そこからガスが抜けてしまっていました。

【バルブの溶損】 バルブと呼ばれる蓋のような部品は、エンジンの内部へ空気とガソリンの混ざったガスを取り入れる入口(インテークバルブ)と、そのガスを燃やしたあとに排気される出口(エキゾーストバルブ)があります。 今回はエキゾーストバルブの1か所が欠けていました。

【エキゾーストバルブの交換】 今回の修理では不具合のあったエキゾーストバルブ1本のみを交換する方法で行いました。 作業工賃はあまり変わりませんが、部品代が必要最小限で済むことでシリンダーヘッド一体での交換に比べ数万円の差が出ました。 このようにお客様のニーズや今後の使用状況に応じて、最適な修理方法のご提案をさせていただいております。 どの方法が適正な答えであるかは、お客様毎に異なりますので、当店ではお客様からの使用状況などのヒアリングを大切にしています。