多気郡明和町 オルタネーター交換
【ダイハツ ハイゼットカーゴ 故障】 明和町のお客様から、走行中にバッテリーのマークの警告灯が点灯したとのことで修理依頼をいただきました。
【チャージランプの点灯】 バッテリーのマークのランプですが、バッテリーの交換時期などを示す警告灯ではありません。 バッテリーを充電するための発電・充電系統の不具合を示す警告灯です。
【発電電圧の測定】 まずは症状の確認から行います。 発電機(オルタネーター)が正常に働いているかを確認します。 画像のように電圧計を使用し、発電電圧を測定します。 バッテリーの電圧は約12.6Vで、発電するために通常はそれより高い13V~14.7Vくらいの数値が出ますが、測定すると11.94Vと、バッテリーの電圧より低い数字が出ていましたので、オルタネーター不良による発電不良ということになります。
【オルタネーターの交換を始めます】 オルタネーターを交換する際はまずバッテリーのマイナス端子を外しておかなければなりません。 もし外さずに交換作業を行うと、ショートをさせてしまう恐れがあるためです。
【シート下のエンジンルーム】 ハイゼットはシートの下にエンジンがありますので、シートを上げて作業を行います。 運転席シートを上げると、ちょうど下にオルタネーターが見えてきます。
【オルタネーターの取り外し】 オルタネーターはエンジンによってベルト駆動しています。 交換する際はそのベルトを取り外す必要があります。 この作業は車体下から行いました。 ベルトが外れたら上下2か所の固定ボルトを外します。固定するボルトが外れたらオルタネーターの取り外しができます。
【リビルト品で修理】 新品部品は高額の為、中古品・リビルト品のいずれかの方法で修理することをご提案させていただき、今回はリビルト品を選択していただきました。 リビルト品は中古部品を再生したもので、画像のように見た目も綺麗な状態になっています。 1年間のメーカー保証もついておりますので安心です。
【オルタネーター交換後】 リビルト品のオルタネーターに交換し、ベルトも元通りに組み付けます。 最初に取り外した、バッテリーのマイナス端子も忘れずに取り付けます。
【電圧の測定】 エンジンを始動し、もう一度電圧の測定を行います。 交換後は画像のように正常な数値が出るようになりました。
【警告灯の消灯を確認】 発電電圧が正常になりましたので、メーター内の警告灯も消灯したことを確認して作業完了です。