多気郡明和町 カーエアコン修理

スピアーノ

【マツダ スピアーノ】 スズキ ラパンのOEM車両、マツダ スピアーノのエアコン修理事例です。 こちらは松阪市のお客様より、エアコンの効き具合が悪く、冷えないということで修理のご依頼いただきました。

【症状の確認】 エアコンが効かないということでしたので、まずは症状の確認から行います。エアコンを最強冷に設定してもこのようにまったく冷えていない状態でした。上の34.9℃が吹き出し口温度になります。

【ガスの規定量充填】 エアコンの点検はエアコンガスが規定量に入った状態で点検しないと不具合箇所の断定ができませんので、まずは入っているガスを抜いて、規定量を充填します。 こちらのお車は規定量が500~560gのところが、160gしか入っていない状態でした。

【規定量のガスを入れて点検】 規定量のエアコンガスを入れてからもう一度エアコンの状態を確認してみると、少々冷え具合は弱いですが冷えることが確認できました。ガスを入れると冷えるという事はエアコンサイクル自体には問題がないということです。 しかしながらガスが減っていたということは漏れの点検を行う必要があります。

【コンプレッサーからのガス漏れ】 エアコンは冷え始めたのですが、コンプレッサーから少し異音が発生しているのと、プーリーのシャフトからガス漏れと思われる汚れが付着していたため、コンプレッサーの交換が必要となりました。 新品ですと7万円ほどする部品で、今回は予算の関係で安価な中古部品を選択していただきました。

【リキッドタンクの交換】 エアコンのコンプレッサーを交換する際はこちらの部品の同時交換が必須です。ごみをとるフィルターのような働きも行っている部品になります。

【エキスパンションバルブの交換】 こちらも同時に交換しないといけないエキスパンションバルブという部品です。この部品の中は細い通路になっていますので、汚れがつまると再度エアコン不良の原因にもなってしまいます。

【部品交換後】それぞれの部品交換と配管のつなぎ目のパッキンをすべて新品に交換しました。 部品交換後は配管内の空気を抜く真空引きの作業を行います。その後エアコンガスを再度規定量充填します。 エアコンガスの入れる量は重量で管理することになっており、当店では機械を使用して正確な量を充填しております。

【交換部品がこちらです】 コンプレッサー、エキパン、リキッドタンク以外にもガスを入れる口のバルブコア、接続部分のOリング、コンプレッサーリレーを交換させていただきました 。

【修理完了後】 修理完了後の吹き出し口温度を測定しました。 アイドリングで13℃ほどにまで下がるようになりました。 今回の修理はコンプレッサーを中古部品で修理を行うことで修理費用を抑えることができました。 新品部品で修理を行っていたら10万円ほどになっていたと思いますが、中古部品での修理でしたので半額くらいのお値段で修理ができました。お客様は車が古いのであまりお金をかけたくないということでしたので、うまく中古部品を使用して費用削減ができました。