多気郡明和町 エアコンリフレッシュ
ムーヴコンテのエアコンガスのリフレッシュ作業を行いましたのでご紹介させていただきます。現在主流になっているエアコンガス（R134a）は吸湿性があり、使用過程で劣化していくとともに、微量ですが自然に漏れてしまうこともあり、エアコンの効き具合に影響をあたえてしまいます。それらを解消するために、専用の機器を使用してエアコンガスのリフレッシュを行うというのが今回の作業になります。
今回の作業でどれくらいの変化があるのかを確かめるために、作業前にエアコンの効き具合を確認します。体感では特に冷え具合にも問題なく、非常によく効いていると感じます。温度計を入れてみると、吹き出し口の温度は9.9度でした。
このような機械を使用して、エアコンガスを車両から抜き取り、抜き取ったエアコンガスを機械の中で不純物などをろ過したうえで再生し、再生されたエアコンガスをもう一度車両に充填していきます。
充填する際の注意として、現在ほとんどの車両がエアコンガスの充てん量は重量管理となっており、決められた重量のエアコンガスを入れる必要があります。過去にはマニホールドゲージと呼ばれる機器を使用して圧力の変化を見ながら充填していく方法、エアコンの配管に覗き窓のついている車はそれを見ながら入れていくなどアバウトな方法で行っていましたが、それでは正確な充填量がわかりません。当店では規定量をしっかりと充填するためにさきほどの機器を使用して充填しています。充填量を設定するだけで自動的に計量し充填してくれるというものです。エアコンガスは多すぎても少なすぎてもいけません。こちらのお車は270g～330gが規定量になります。
エアコンガスの抜き取り、配管内の真空引きを行い規定量の充填を行いました。作業完了後にもう一度温度計で吹き出し口の温度を測定してみます。今度は8.8度になり、約1度ほど変化がでました。たったの1度だけと感じますが、意外とこの１度の差は大きく感じます。エアコンの効きが悪いなと感じたら一度エアコンガスのリフレッシュはいかがでしょうか？もちろんお車の状態によっては変化がない場合や、そもそもエアコンガス以外の問題でエアコンの効きが悪くなっている場合もございますのでご注意ください。エアコンの効き具合でお困りなら是非ご相談ください。
