エンジン異音修理

エッセ

エンジンをかけるとエンジン付近より変な音がするということで入庫。お預かり後、エンジンを始動してみると症状の確認ができました。

ガラガラ・ゴロゴロというような音が出ており、アクセルを踏んで空ぶかしをするとエンジンの回転数に同期して音も変化しました。このことからエンジンで駆動されている、オルタネーター、ウォーターポンプ、コンプレッサーなどからの異音と推定しました。

異音の発生源を特定するためにベルトを外して、各プーリーを手で回転させてみます。

ウォーターポンプのプーリーを点検するとガタツキが発生しており、プーリーを手で回すと変な感触がありましたので、これが原因と断定し修理を行います。

まずはウォーターポンプのプーリー部分を取り外していきます。ボルト4本で固定されています。

ウォーターポンプを取り外すとラジエタークーラントが勢いよく飛び出してくるので、先にラジエターから抜き取っておきます。

それでも完全には抜けきれないので、外したとたんにラジエタークーラントがあふれてきます。

用意した部品は社外品の部品のためか、ポンプインペラーの形状が変わっています。いわゆる対策品ということなのでしょうか。

ウォーターポンプを組み付けていきます。作業スペースも広いため、取り外しも取付もやりやすいです。

プーリー部分も同時交換が必要です。こちらも対策品になっていると思われます。

プーリーのボルトも忘れないように締め付けます。プーリーが取付できれば補機ベルトを装着していきます。

最後にラジエタークーラントを補充し、エンジンを始動して異音がなくなったことを確認して作業完了です。