三重県多気郡明和町 自動車整備・自動車修理

BR9 レガシィ

スバル レガシィツーリングワゴン【BR9】のタイミングベルト交換事例のご紹介です。現在の新車でタイミングベルトを採用しているお車はおそらく無くなってしまったため、タイミングベルト交換の作業も数が少なくなってまいりました。

タイミングベルトを交換するにあたって、作業スペースの広さは重要です。縦置きの水平対向エンジンですので作業性は良好です。

まずは補機ベルト2本(オルタネーターとエアコンコンプレッサー)を取り外していきます。

コンプレッサーベルトは調整機構のないストレッチベルトです。脱着には専用工具が必要になります。

今回は再利用せず新品に交換するため切断して取り外しました。

ベルトの取り外し、ステーの取り外しを行うとタイミングベルトカバーが丸見えです。

ウォーターポンプも同時に交換を行うため、ラジエタークーラントもこの時点で抜いておきます。

ラジエターのアッパーホースも取り外します。

クランクプーリーも無事に緩めて取り外すことができました。取付ボルトがなかなか緩まない場合やプーリーが錆て固着してなかなか外せない場合は苦労するポイントです。

クランクプーリーが外れたらあとはタイミングベルトカバーの取付ボルトをすべて取り外せば、タイミングベルトカバーが外れます。

タイミングベルトのお目見えです。水平対向エンジンですのでタイミングベルトの長さも非常に長いです。

取り外したタイミングベルトです。通常のエンジンの2倍くらいの長さがあります。

アイドラープーリーも交換します。

ウォーターポンプの交換も行います。

折り返し地点まできました。新しいタイミングベルトを取り付けていきます。

非常に長いため取付位置間違いしないよう細心の注意をはらいながらベルトを取り付けます。ベルト取付後にクランクを回し、各合わせマークがずれていないかを再度確認します。

タイミングベルトカバーを戻していきます。

取り外した部品を順番に元に戻していきます。コンプレッサーベルトの取付はベルトに専用工具が付属してきました。

説明書を確認しながら取り付けていきます。

クランクプーリーに取付工具を挟み込んでいきます。

クランクプーリーを回していけばベルトが装着されていきます。

溝にしっかりとおさまっているかを確認します。

最後にラジエタークーラントを注入し、エア抜き作業を行えばタイミングベルト・ウォーターポンプの交換作業は完了となります。