三重県多気郡明和町 自動車修理・自動車整備
ブレーキをかけたときに「ゴー」という変な音がするということで入庫したタント【L375S】です。
ブレーキをかけたときに発生する異音ですので、まずはブレーキ関係の部品を点検します。最初に見るのはブレーキパッドの残量です。ホイールの隙間から覗いてみると、摩耗限度まですり減っているような状態に見えたため分解してみます。
外したブレーキパッドはこのとおり、摩耗限度を超えています。摩擦材が完全になくなってしまっています。
ブレーキパッドの摩擦材がなくなった状態でブレーキをかけていたため、ディスクローターにダメージが及んでいました。
ブレーキパッドを交換するためにブレーキキャリパーを見たところ、キャリパーピストンのダストブーツに破れがありました。このままでは中に水などが入ってしまいますので修理する必要があります。
ブレーキキャリパーを取り外してオーバーホール(分解清掃)を行います。
幸いにもキャリパーピストンにサビはなく、磨いて再利用できる状態でした。
ダストブーツを交換し、キャリパーピストンを組み付けていきます。
ディスクローターも新品に交換します。
ブレーキパッドを取り付ける前にブレーキパッドの取付金具の汚れなどを落としておきます。
最後にブレーキの配管内のエアーを抜いて作業完了です。