三重県多気郡明和町 自動車整備
ダイハツ タント【L375S】のエンジン不調にて入庫しました。加速時にガタガタと震え速度が上がっていかないという症状です。試乗した感じでは点火系の不具合によるエンジン不調によく似ていたため、まずは点火系統を点検しました。
走行距離は68000kmほどです。KF型のエンジンでは年式によって使用されているスパークプラグに種類があり、過去の経験からノーマルプラグのものですとスパークプラグ摩耗による不調が出やすい傾向にあると思います。これまで新車から一度もスパークプラグを交換されていないのではないかと思い、スパークプラグを点検します。
エアクリーナーダクトを取り外すと簡単にスパークプラグにたどりつけます。
イグニッションコイルのカプラーを外してイグニッションコイルを取り外していきます。
イグニッションコイルはリーク痕などは見当たりませんでした。
取り外したスパークプラグはやはり摩耗が進んでいました。長寿命タイプのスパークプラグではないため、寿命は短く4万kmほどで交換をおすすめしております。
新品のスパークプラグに交換を行います。スパークプラグ交換後、エンジン不調の症状はなくなりました。点火系の不具合はイグニッションコイルの不具合が多いですが、スパークプラグ単体での不具合も少なからずあります。スパークプラグが摩耗した状態で乗っているとイグニッションコイルに負担がかかり、イグニッションコイルの破損に繋がってしまいます。そのためスパークプラグは車検時にしっかりと交換をしておくことをおすすめいたします。