三重県多気郡明和町 カーエアコン修理

ワゴンR MH34S

スズキ ワゴンR【MH34S】 エアコンが急に効かなくなる時があるということで修理依頼。事前の情報として、効いているときは冷え具合に問題はないようです。

まずは症状の確認を行わないといけないため、エアコンを最強冷で稼働させてみます。

吹き出し口の温度を測定してみますが、お客様のお申し出通り、冷え具合に問題はありませんでした。しかしこのあとしばらくすると吹き出し口からは生ぬるい風が出るようになってきました。

コンプレッサーのマグネットクラッチを見てみると、エアコンスイッチがONにもかかわらずマグネットクラッチが入らない状態になっていました。この状態でマグネットクラッチを直接駆動してみますが、やはり作動しません。マグネットクラッチが故障しているようです。

マグネットクラッチの取り換えでも修理は可能ですが、リビルト品のコンプレッサーの価格が思ったよりも安かったためマグネットクラッチだけの交換は行わずコンプレッサーごと交換することになりました。コンプレッサーを交換するためにエアコンガスを回収します。

続いてフロントバンパーを取り外します。

フロントバンパーを取り外すとエアコンのコンプレッサーは丸見えになります。

コンプレッサーを取り外すために補機ベルトを取り外す必要があります。

コンプレッサーから出ている配管を外し、取付ボルトを外していきます。

コンプレッサーの取り外しができました。

取り外したコンプレッサーからオイルを抜き取り、どれだけ入っていたかを調べます。

先ほど抜き取ったオイルの量に合わせる必要があるため、オイルを少し抜き取ります。

オイルの量を調整したら、リビルトのコンプレッサーを車体に取り付けていきます。

補機ベルトを元に戻します。

エアコン配管を一度取り外しているため、配管内の空気を抜くために真空引きを行います。真空引き後にエアコンガスを規定量充填していきます。

エアコンガス充填後、エアコンの作動点検を行います。しばらく放置してもマグネットクラッチが入らなくなるという症状は発症しなくなりました。

冷え具合ももちろん問題ありません。これにて修理完了です。