多気郡・伊勢市・松阪市 エアコン修理
ホンダ ライフ【JC1】 エアコン不調により入庫。エアコンが作動したりしなかったりするという症状です。
まずは症状を確認するためにACスイッチONで吹き出し口温度は最強冷にて設定します。
ACスイッチを入れるとエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチは作動しており、吹き出し口からは正常に冷たい風が出ていました。
しばらくするとコンプレッサーのマグネットスイッチが入る音が聞こえなくなりました。ACスイッチでON、OFFを繰り返すも一向に入る気配がありません。
最初は正常に作動していたためエアコンガスの量などには問題ないと考え、途中でコンプレッサーのマグネットクラッチが入らなくなることでエアコンが効かなくなってしまうという症状だと推定しました。その後の点検でマグネットクラッチに直接電源を入れても動かないため、マグネットクラッチの故障を断定しました。
マグネットクラッチを修理するためにコンプレッサーを取り外していきます。手始めに補機ベルトを取り外します。
次にコンプレッサーの高圧、低圧の配管をそれぞれ外します。
コンプレッサーが外れたらプーリーを固定してネジを取り外していきます。
年式や走行距離相応にプーリーは摩耗していました。
プーリー部分がはずらたらコイル部分にたどりつけます。
コイルの新旧比較です。劣化により磁力が弱くなり冷めている間は正常に動きますが、しばらくたって熱をもってくるとマグネットクラッチを作動できない状態になってしまっていました。
新しい部品を組み付けていきます。
元通りに戻したエアコンコンプレッサーです。
車体に取り付けていきます。
エアコンの配管の接続を外してしまっているため、エアコンガスを入れる前に真空引きを行います。真空引き完了後にエアコンガスを規定量充填します。
エアコンのコンプレッサーリレーも念のため交換しておきます。
最後に動作チェックを行い、症状が改善されたことを確認して修理完了です。