三重県多気郡明和町 自動車修理
クラシカルなデザインが人気の初代ミラジーノ【L700S】のタイミングベルトとウォーターポンプの交換を行いましたのでご紹介させていただきます。
タイミングチェーン式のエンジンが主流になった現在、タイミングベルトの交換作業を行うことは少なくなりましたが、それでもまだ年に数回は行っているような気がします。
エンジン上部、エンジン下部、両方から作業を行います。まずは上部のエアクリーナーダクトや配線類を外していきます。
タイミングベルトカバーを外すためには外ベルト(補機ベルト)を外さないといけません。
エアコンのコンプレッサーベルトを外すために緩めるボルトですが、隙間が狭く非常に緩めにくいです。
取り外したベルトは劣化していますので組み付け時はもちろん新品に交換します。
補機ベルト、ウォーターポンプのプーリーも取り外しが済むとようやくタイミングベルトカバーのボルトの取り外しができます。
オルタネーターの取付ステーも取り外します。亀裂が入り折れてしまうという持病がありますので点検しておきます。
続いてクランクプーリーを取り外していきます。
クランクプーリー裏のボルトを外せばタイミングベルトカバーが取り外せます。
タイミングベルトを取り外す際には合いマークを合わせておきます。カムシャフト側の合いマークです。
クランク側の合いマークも合わせます。
取り外したタイミングベルトです。見るからに劣化しています。
次はウォーターポンプを取り外していきます。
ラジエタークーラントを抜いておかないとウォーターポンプを外そうとした瞬間、クーラントが流れ出てきます。
取り外したウォーターポンプです。
ウォーターポンプのケースとポンプ本体が分離できる構造になっています。ケースの交換は必要ありませんのでポンプ本体のみを交換します。
ウォーターポンプ交換完了です。
タイミングベルトも取り換え完了です。
あとは外した部品を元通りに組み付けていきます。補機ベルトも新品に交換して取付します。
もうすぐで完成です。
ウォーターポンプを交換しましたので、最後にラジエター液のエア抜き作業を行います。エア抜き作業が完了したらすべての工程が完了します。