多気郡明和町 オルタネーターの交換

ACR50エスティマ

エンジンオイルの交換をさせていただいた際に変な音がしているのに気づきました。エンジンをかけると、エンジン付近よりゴロゴロというような音が出ていました。アクセルを踏み、回転数を上げるとそれに伴ってゴロゴロという音の周期も変化しましたので、エンジン本体、エンジンの動力で駆動されているエアコンコンプレッサー、オルタネーター、ウォーターポンプのいずれかから異音が発生していると考えました。

ボンネットを開けて一番上にあるオルタネーターから点検を行いました。長めのドライバーをオルタネーターにあて、柄の部分を耳にあてて音を聞くという原始的な方法で点検したところ、伝わって聞こえる音が大きく、オルタネーターが原因だと断定しました。異音は内部のベアリングからのようで、ベアリングを交換すれば異音はなくなりますが、走行距離も10万kmを超えているお車だったため内部の摩耗具合を考えてリビルト品のオルタネーターとの交換修理をおすすめいたしました。お客様に相談すると、まだまだ乗り続けるということでしたので、リビルトオルタネーターでの修理になりました。

オルタネーター交換の際はまずはバッテリーのマイナス端子を外します。外しておかないとオルタネーター取り外しの際にショートさせてしまう恐れがあります。

バッテリーのマイナス端子を外したので安心して配線を取り外していきます。

次に補機ベルトを取り外します。オートテンショナーで張りを調整しているため、オートテンショナーを移動させている間にベルトを外します。意外と力がいる作業です。

ベルトが外れてしまえば、上下の取付ボルト2本を取り外せばオルタネーターが取り外しできます。

ずっしりと重たいので落とさないように気を付けながら取り外しします。

今度はリビルト品のオルタネーターを装着していきます。取り外し手順の逆を行っていきます。

補機ベルトは1本掛けタイプで少し長いので、各プーリーの溝にしっかりはまっているか、ズレがないかを確認していきます。問題がなければバッテリーのマイナス端子を取付けし、エンジン始動を行います。エンジンの始動後、異音の発生がなくなったことを確認して、修理完了です。