バッテリー・オルタネーター交換

C11ティーダ

日産ティーダにお乗りのお客様よりエンジン始動不良修理のためお預かりしました。ブースターケーブルにてエンジン始動するも、充電がうまくいっていないためか、再度エンジン始動する際にもエンジンがかからないという症状です。

オルタネーターによる発電が正常かどうかを調べるためにエンジン始動中にバッテリー電圧を測定してみたところ、バッテリー電圧より少し高いくらいの数値しか出ておらず発電電圧が低い状態でした。バッテリー電圧基準値が約12.6Vに対して、発電電圧は約13Vから14.3Vくらいが正常値です。

次にバッテリーテスターにてバッテリーの性能を測定します。100という数字は簡単に言うとバッテリーがエンジンを始動するための性能を数値で表したものです。100というのは著しい性能低下を表し、すぐにでも交換が必要なレベルです。そのため、今回の整備はバッテリーの交換と発電機(オルタネーター)の交換を行います。

先にバッテリーを交換します。新車時より性能ランクの良いものを装着しました。新品バッテリーをテスターにて測定すると495という数値が出ました。同じ容量のバッテリーではないため単純に比較できませんが、100という数値がいかに低い数値であるということがわかるかと思います。

続いてオルタネーターの交換を行います。エンジンルームから見て上のほうについているため取り換え作業は比較的やりやすいです。

まずはオルタネーターを駆動しているベルトを取り外します。テンショナープーリーを緩めてベルトを取り外します。

ベルトも劣化が激しく、ご覧の通りひび割れがひどい状態でした。こちらも併せて交換させていただきました。

取り外したオルタネーターです。今回は中古品を再生したリビルト部品にて修理を行いました。新品に比べて安価で修理が可能です。

ベルトも新品に交換したので安心です。エンジン始動させ、電圧を測定し正常な数値であることを確認して修理完了です。