多気郡明和町 車検 継続検査

E12 ノート

日産ノート【E12】の車検整備事例のご紹介です。車検と一言で言いますが、内容としては法定24か月点検+継続検査手続きをあわせたものが世間一般で言うところの車検になります。このうちの法定24か月点検の部分をご紹介させていただいております。

まずはじめに外観の検査を行い、不正改造となる部分や各ランプ類の球切れがないかどうか、ワイパーやウォッシャーなどの動作は問題ないかを確認します。そのあとに写真のようにエンジンルームの点検作業を行います。

エンジンルームの点検では各部の目視での点検で終わる箇所も多いですが、バッテリーは専用のバッテリーテスターにて性能を測定し、劣化具合やお車の使用状況に応じて適切な交換時期をお伝えさせていただきます。

続いてエアクリーナーの汚れ具合の点検です。エアクリーナーはエンジンが空気を取り込む際にゴミなどの異物が入ってしまわないようにするためのフィルターです。真っ黒に汚れている場合は交換が必要です。

スパークプラグの点検です。詳細に説明すると異なるのですが、わかりやすく簡潔に説明するとエンジンの中でガソリンを燃やすための部品です。こちらの部品も劣化していくことで燃やすための力が弱くなってしまうため定期的な交換が必要です。最近の車は長寿命タイプのものが使用されていますので交換する間隔は伸びています。

タイヤを外してブレーキの点検や車体下部の点検を行っていきます。

サスペンションなどに不具合はないかどうか、痛んでいる箇所はないかなどを目視やがたつきがないかどうかなど手で触って点検を行います。

ブレーキを分解してブレーキパッドの残量を確認しています。

汚れた部分の清掃やグリスアップ、作動を確認して元通りに組み付けます。

リアブレーキはドラムブレーキです。

ドラムを取り外すためにはこのキャップを外す必要があります。

キャップを外すとゆるみ止めのロックナットが見えますので、こちらも取り外します。

ロックナットを外せばドラムが外れてこのような状態になります。

こちらも汚れの清掃やグリスアップなどを行います。ドラムとライニングの隙間の調整も行います。

車体下部に痛みなどがないかを確認します。ブレーキの配管や、燃料タンク、燃料の配管、マフラーなどを始め、エンジンやミッションからのオイル漏れがないかどうか、足回りのゴム部品の劣化などを点検します。

ドライブシャフトブーツやロアアームブーツ、タイロッドエンドブーツなどゴム部品が多数使用されています。

エンジンの補機ベルトも点検します。張り具合、亀裂や摩耗状態などの点検を行います。

ドラムのロックナットは再利用ができません。新品に交換して決められた力で締め付けます。

キャップも原則再利用不可です。隙間を作って取り外すため再利用した場合、その隙間から水や湿気が入り込み、中のベアリングに影響を与えてしまいます。

4輪すべてブレーキの点検が終わったら、ブレーキフルードの交換を行います。基本的には2年に1回、車検にあわせて交換をおすすめしています。

室内のエアコンフィルターは車検の点検項目には入っておりませんが、日々快適にお車を使用していただくためには定期的な交換が必要です。汚れたままのフィルターを通った空気を吸うのは気分の良いものではありませんよね。

スマートキーの電池も車検ごとに交換をおすすめさせていただいております。使用状況により電池の減り具合も異なりますが、電池が消耗してくると反応が悪くなったりします。電池がなくなってもエンジンをかける方法はありますが、いざ電池切れになった際には焦ってしまうと思いますので、電池切れになる前に交換しておくほうが安心です。

最後にコンピューター診断を行います。車には様々なコンピューターが使用されております。それらのコンピューターに異常が出ていないかを確認します。ご紹介させていただいたのは車検整備の一部ですが、以上のように様々な個所の点検を行っております。安心してお車に乗っていただけるよう全力で点検整備を行っております。