キュルキュル音 異音修理 伊勢・松阪・明和町

GRX120

トヨタ マークX【GRX120】にお乗りのお客様からの修理依頼です。エンジンをかけるとアイドリング状態でエンジンルームからキュルキュルというような音がするとのことでした。入庫時にも症状が出ており、症状を確認するとエンジンの補機ベルトの張り具合を調整しているオートテンショナーの不良だと断定しました。

このエンジンは1本のベルトでエアコン、オルタネーターなどを駆動しているサーペンタインベルトです。ベルトの張り具合を調整する機構はオートテンショナータイプで、自動で張り具合を調整してくれるものになります。しかしながらオートテンショナーが痛んでくると、ベルトをおさえる力が弱くなってしまい、適正な張り具合を維持できなくなります。そうなるとベルトの張り具合が弱くなりベルトが滑り、キュルキュルという音が発生してしまいます。

オートテンショナーはエアコンのコンプレッサーの上あたりについており、固定するボルトもこのままでは全く見えない状態の為取り外しができません。

コンプレッサーの取付ボルトを外し、コンプレッサーの位置をずらしたりしながらオートテンショナーの固定ボルトを外していきます。

スペースは狭く、ボルトも見えにくい位置にあり非常にやりにくいですが、なんとかオートテンショナーの取り外しができました。

取り外した順番で元通りに組み付けていきます。補機ベルトを取付後、エンジンを始動しキュルキュル音が発生しないことを確認して作業完了です。