エアコン修理 整備工場 伊勢・松阪・明和町
トヨタ パッソ【KGC10】のエアコン修理事例のご紹介です。中古車で販売するお車の納車点検を行っていた際にエアコンの効き具合がいまいちだった為、修理を行いました。エアコンを修理する前にエアコンガスを回収しておく必要がありますので、まずは回収機にてガスを回収します。
車のエアコンはいくつかの部品の組み合わせで動いています。そのうちの何が原因で正常に動かなくなっているのかを正確に診断する必要があります。単純にエアコンガスが規定量に足りていないことが原因である場合、いくつもの部品が壊れてしまっている場合などで修理金額に大きく差が開いてしまうのがエアコン修理です。
今回はエキスパンションバルブという部品が悪くなっており、エアコンガスの流量が異常となり空気の冷えが悪くなっていました。
こちらの車種はエンジンルームから部品の交換ができるため作業自体はそこまで手間のかかる作業ではありませんでした。配管の接続を外します。
こちらがエキスパンションバルブです。エアコンガスの流量をこの部品で変化させています。今回はこちらの部品が悪くなり、流れる量が多くなりすぎてしまいエアコンの冷え具合が悪化していました。
エキスパンションバルブの交換が終わりました。
最後にエアコンガスを規定量充填して冷え具合が改善されたことを確認して修理完了です。エアコンガスの注入量は車種によって異なります。現在ではガスの注入量は重量で管理されています。エアコンの効きが悪いといって補充をしてしまうと、どれだけ入っていて、どれだけ追加したのかがわからなくなってしまうため、補充をしないよう注意書きがされている車種もあります。基本的にはガスをいったん回収し、その後規定量を入れなおすという作業が正しい作業となります。エアコンガスが規定量入っていないとエアコンの良否判定も難しいため、基本に忠実に作業を行う必要があります。