多気郡明和町・伊勢市・松阪市 車検

AZワゴン

今回のご紹介はマツダ AZワゴン【MJ22S】の車検整備事例です。マツダ AZワゴンはスズキ ワゴンRのOEM車両ですので、ワゴンRにお乗りの方も参考にしてみてください。

車検整備ではまず外観検査を行っております。各ランプ類の点灯確認や違法改造状態になっていないかなどを目視で点検を行います。各ランプ類の球切れやレンズの割れや損傷などは車検に通りませんので、交換が必須になります。

意外と見落としてしまうのがメーター内の警告灯のチェックです。シートベルトの警告灯、エンジンの警告灯、ABS、エアバッグの警告灯、パーキングブレーキの警告灯などが正常に点灯や消灯がされるかを確認します。シートベルト警告灯なら、ベルト未装着時にランプが点灯し、ベルトを装着したときに消えるかどうか、パーキングブレーキ警告灯なら、パーキングブレーキ作動時に点灯し、パーキングブレーキ解除時に消灯するかどうかを点検します。これらの作動も車検の点検項目になります。

室内の点検では発炎筒の有効期限も点検し、有効期限の切れているものは交換をおすすめさせていただいております。エアコンフィルター装着車はエアコンフィルターの汚れの点検も行います。

今回のお車はクリアランスランプ(ポジションランプ)が球切れしていたために交換させていただきました。

スペアタイヤが搭載されているお車は空気圧の調整やエアーバルブなどの点検を行い、スペアタイヤが未搭載でパンク修理キットが搭載されているお車は修理液の有効期限の点検を行います。

装着されているタイヤの空気圧の調整や残り溝の測定などを併せて行います。

続いてエンジンルーム内の点検へと移っていきます。エンジンルーム内の点検は目視にて点検を行う箇所が多いです。

バッテリーは専用のテスターを使用して性能のチェックを行います。

ラジエタークーラントは交換時期が来ていたら交換をご提案させていただき、交換時期がまだの場合は液量の点検を行います。

ウォッシャー液は補充を行います。

続いてブレーキの点検を行っていきます。車検整備の中でもブレーキの点検は特に重要です。

ブレーキパッドを取り外して残量の計測を行い、パッド摩擦面の研磨、面取り、清掃、グリスアップを行っていきます。

ブレーキキャリパーのスライドピンの清掃、グリスアップも行います。

ブレーキパッドのホルダーの汚れも落とし、グリスアップを行います。

パッドもグリスアップを行います。

リアブレーキはドラムブレーキです。

ブレーキシューの残量の確認、ホイールシリンダーからのブレーキフルード漏れがないかどうかの点検、清掃、グリスアップを行います。

ブレーキシューとブレーキドラムの隙間の調整も行っておきます。

ブレーキドラムを固定するためのロックナットはトルクレンチを使用して規定トルクで締め付けます。

ブレーキの点検が終われば次に下回りの点検を行います。

ドライブシャフトブーツやロアーアームブーツ、タイロッドエンドブーツ、ラックエンドブーツなどのゴム部品の劣化の点検やオイル漏れの有無、マフラーの損傷などの点検を行います。

ドライブシャフトブーツが破れていました。このままでは車検に合格できません。

ドライブシャフトを取り外してドライブシャフトブーツを交換を行います。

ブレーキフルードは2年に1回の交換が必要です。車検に合わせて交換しておくことをおすすめしております。

各車輪から古いブレーキフルードを抜き取っていきます。

作業の最後はホイールナットをトルクレンチで締め付けて作業完了です。