三重県多気郡明和町 車検

L150S ムーヴ

ダイハツ ムーヴ【L150S】の車検整備事例のご紹介をさせていただきます。この型のムーヴは3種類のエンジンがあります。自然吸気の3気筒エンジン、ターボ付きの3気筒エンジン、ターボ付きの4気筒エンジンです。こちらの車両は3気筒ターボのエンジン搭載車両です。

車検点検整備ではまず外観の点検から行います。各ランプ類は正常に点灯するかを確認します。球切れは車検に通りません。

ブレーキランプやバックアップランプなどは切れていることに気づくのは難しいので、意外と切れていることが多いです。

ライセンスランプ(ナンバー灯)も意外と切れていることが多いです。こちらのお車も切れていました。

バルブを交換し、点灯確認を行います。

次にメーター内の警告灯などの点灯状況を確認します。シートベルト未装着の警告灯が正常に作動するか、サイドブレーキ警告灯が正常に作動するか、その他異常を示す警告灯が点灯したままになっていないかなどを点検します。こちらのお車はABSの警告灯が点灯したままになっていました。このままでは車検が通りませんので修理が必要です。

続いてスペアタイヤの点検です。空気圧の調整、タイヤの状態、エアーバルブの点検などを行います。スペアタイヤレスのお車の場合は修理キットの有効期限を確認します。

装着されているタイヤの点検も行います。

次はエンジンルーム内の点検へ移ります。

ウォッシャー液のタンクのキャップが割れていますので交換します。

エアクリーナーは清掃して再利用します。

インタークーラーを取り外してスパークプラグの点検です。

長寿命タイプのスパークプラグが装着されておりましたので今回は交換せず再利用しました。

バッテリーの点検を行っています。バッテリーテスターで性能を測定します。性能の低下がみられましたので交換させていただくことになりました。

新品に交換させていただいたので安心です。

次は足回りの点検です。ゴム部品が多用されていますので劣化がないか点検します。

タイロッドエンドブーツは破れてしまっていますので交換が必要です。

ラックブーツも点検します。ゴムの折り目部分にひび割れがありましたので、こちらも交換させていただきます。

交換したラックブーツです。折り曲げてみるとひび割れがよくわかります。

左右とも交換させていただきました。

タイロッドエンドブーツも交換完了です。

右側のロアアームのブーツは完全に破れてしまっており、中に水が入りサビてしまいガタつきが出てしまっていました。

サビてがたつきができてしまっていたボールジョイント部分です。こうなってしまうとゴムブーツだけの交換ではいけなくなりロアアームの交換が必要になります。今回は中古部品を使用して修理させていただきました。

次はブレーキの点検を行っていきます。

ブレーキパッドの残量は少なくなってきています。年間走行距離から交換をおすすめさせていただきました。

新品のブレーキパッドの厚みの違いの比較です。

ブレーキキャリパーのスライドピンのグリスアップを行います。

ブレーキパッドにもグリスアップを行います。

フロントブレーキの整備完了です。

リアブレーキの点検を行います。

ホイールシリンダーからブレーキフルードが漏れていたため修理を行います。

シリンダー内を清掃しピストンカップキットを交換します。

リアブレーキも各部グリスアップを行います。

ラジエターキャップは破損していたため交換させていただきました。

長い期間に渡って交換されていなかったと思われるエアコンフィルターも交換します。汚いフィルターを通った空気を吸っていると思うと気分の良いものではありません。

ABSの警告灯を点灯させていた原因のABSモジュレーターです。非分解の部品のため丸ごと交換が必要になります。新品部品は高額なため安価な中古部品での修理を行います。

取り換え完了です。

ABSモジュレーターを交換しましたのでブレーキフルードのエア抜き作業が必要となりますのでブレーキフルードを入れ替えます。

ABS警告灯が消灯することを確認します。

最後にホイールナットを規定トルクで締め付けて作業完了です。今回のお車は修理する箇所が少し多かったため車検の費用も通常より高くなってしまいました。お車の状態により車検費用は異なってきますので、まずは事前の見積もりをご用命ください。