多気郡明和町 自動車修理 整備工場
エンジンがかからないとのことでレッカー搬送されてきましたホンダ アクティトラック【HA6】です。エンジンがなかなかかからないため、長くセルモーターを回していたようでバッテリーが上がった状態でしたのでまずはバッテリーを充電します。
セルモーターを回してもまったくかかる気配がありません。かかりそうでかからない感じではなく、初爆がない感じだったため燃料系統を疑いました。キーをオンにしたときに燃料ポンプが作動するはずですが、燃料タンクにサウンドスコープをあてて聴いてみても燃料ポンプの作動音がしません。
まずは燃料ポンプのヒューズが切れていないか確認しますが、特に問題ありませんでした。
燃料ポンプのコネクターを外して電源が来ているかどうか確認すると、電源はちゃんと来ていました。アースも点検しましたが特に問題がありませんでしたので、燃料ポンプ本体の故障と断定しました。
燃料ポンプを交換するには燃料タンクを降ろすか、少し下げて隙間を作らないと交換ができません。
燃料タンクを降ろす準備をします。ホースや配管を外していきます。
2WDのお車ですので邪魔をするものがなく簡単に取り外しできます。
燃料タンクから燃料ポンプのユニットを取り外します。
外した燃料ポンプユニットには燃料ポンプ本体と燃料計のセンダゲージがついています。
今回は燃料ポンプだけを交換しますので燃料ポンプを取り外します。
新品の燃料ポンプです。
燃料フィルターも交換しておきます。
燃料ポンプを組み付けた燃料タンクを元に戻して、エンジンが無事に始動できるようになったことを確認して修理完了です。