伊勢市・松阪市・多気郡 車修理・整備工場
![NZE144 フィールダー](https://ts-as.jp/wp-content/uploads/2022/11/IMG_4582_R-1024x768.jpg)
エンジン不調にて入庫のカローラフィールダー【NZE144G】です。スムーズに加速せず、アイドリングでもエンジンが止まってしまいそうになるような状態です。
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走行距離は16万kmということで、様々な故障が出てきてもおかしくないくらいの走行距離です。
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エンジンを見てみると、不調なためエンジンがブルブルと震えています。試乗を行った感じでは、点火不良のような症状でした。
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点火不良でよくある故障がイグニッションコイルの不良です。まずはイグニッションコイルを点検してみます。イグニッションコイルを浮かせてパワーバランステストを行っても良いのですが、今回はスキャンツールを使用してテストを行います。
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スキャンツールを接続してみるとアイドリング不安定というトラブルコードが入力されていました。
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スキャンツールのアクティブテストで各気筒のインジェクターを停止し、エンジン回転数の変化を点検します。エンジン回転数はおおよそ1000回転くらいで前後している状態で、1気筒を停止しましたがそこまで回転数に変化はありません。
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2気筒目も同様に変化はありません。
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3気筒目は回転数がかなり下がりました。
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4気筒目も下がりました。このことから変化のなかった1,2気筒に不具合があるということになります。このあと不良の疑われる1,2気筒のイグニッションコイルと問題のなかった3,4気筒のイグニッションコイルを入れ替えて同様に点検を行います。するとエンジン回転数の変化する気筒が1,2から3,4へと移りましたので、このコイルが不良ということになります。
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不具合のあるイグニッションコイルを交換します。交換後、エンジン不調が直りましたので修理完了となります。