多気郡明和町 車修理 車検
ダイハツ タント【LA600S】にお乗りのお客様から車検のご依頼をいただきました。車検整備ではどのようなことを行うのか、またお車の状態により必要な整備個所は異なります。
車検点検整備でまずはじめに行うのが外観検査です。違法改造状態になっていないかなどを目視で点検をします。その次に灯火類の点検です。ヘッドランプやポジションランプ、ウィンカーランプなどが正常に点灯し、各灯火の色などが変更されていないかなどを確認していきます。球切れは車検に通りませんので、必ず交換が必要になります。
車両後方のブレーキランプやバックランプ、ナンバー灯なども同じように確認します。
続いてエンジンルームの点検を行っていきます。こちらも目視による点検箇所が数多くあります。
バッテリーは使用環境によって寿命が変わります。専用のバッテリーテスターを使用して性能を測定していきます。測定結果を基にどのタイミングで交換が必要かなどのアドバイスをさせていただきます。
エアクリーナーは汚れが蓄積しておりましたので交換させていただきました。
エンジンのスパークプラグの点検です。長寿命タイプのスパークプラグが採用されていましたので、今回は交換せずにそのまま再使用しました。
続いてタイヤの空気圧の点検・残り溝の点検・亀裂や損傷などがないか点検を行っていきます。
残り溝もしっかりあり問題ありませんでした。
次はホイールを外してブレーキの点検を行います。各部の清掃やグリスアップ、ブレーキパッドの残量の点検などを行います。
キャリパーのスライドピンのグリスアップも忘れずに行います。グリスが切れて動きが渋くなるとブレーキの効きにも影響が出てきます。
リアブレーキもフロントと同様に各部の清掃やグリスアップを行います。
ホイールシリンダーからブレーキフルードの漏れがないかも点検します。
ブレーキのグリスアップは重要項目です。
2年毎の交換が必要なブレーキフルードも交換させていただきました。
点検作業はまだまだ続きます。車体の下部の点検です。ここではエンジンやミッションからのオイル漏れなどの点検、マフラーやブレーキパイプなどの配管の損傷がないかの点検を行ったりします。
サスペンションや燃料タンクなども点検を行っていきます。
エンジンオイルは交換時期がきていたため交換させていただきました。
サスペンションのゴム部品に劣化があり、ひび割れが発生していました。このまま放置するとゴムが破れてしまい、ゴムの中に水や砂などが入ってしまい中の部品にダメージを与えてしまうため早めの対処をおすすめさせていただきました。
お客様にご相談の上、交換させていただくことになりました。
外してみるとこのようにひび割れ具合がよくわかります。
エンジンの補機ベルトの点検です。雨の日などキュルキュルと音がした場合はこのベルトが劣化や緩んでいる可能性が高いです。今回のお車もキュルキュルという音が発生していました。
エアコンベルトは調整のできないストレッチタイプのベルトです。
オルタネーターのベルトは通常のベルトのため、張りの調整が可能なタイプです。
両方のベルトを交換させていただきました。
エンジン回り、ブレーキ回りなどの点検が終わったらもうすぐ作業完了です。その前に、発炎筒の点検を行います。発炎筒には有効期限がありますので、有効期限が切れていたら交換が必要になります。
こちらはスペアタイヤの代わりに搭載されているパンク修理キットの修理液です。こちらも有効期限がありますので、有効期限を確認し、切れているようでしたら交換をおすすめいたします。
最後にエアコンフィルターの点検を行います。最低でも2年に1回は交換をおすすめさせていただいております。汚れが蓄積されたフィルターを通った空気を吸うのは気持ちの良いものではないと思います。おおよそこのように点検を行っています。お車の状態によってどこまでの整備が必要かは異なってきます。お車の使用状況を加味したうえで、最適な整備プランをご提案させていただきます。