伊勢市・松阪市・度会郡・多気郡 自動車修理
ホンダ エリシオン【RR3】の発電不良によるオルタネーター交換修理事例のご紹介です。
エンジンをかけてもメーター内のバッテリーのマークが消えない症状です。この警告灯は発電・充電系統に不具合が起きていることを示しています。バッテリーのマークですが、必ずしもバッテリーに不具合があるというわけではありません。
不具合の原因を特定するためにオルタネーターの発電電圧を測定しますが、オルタネーターの端子が見えにくい位置にあり測定が難しいため、バッテリーの電圧で測定しました。電圧は12.0Vです。バッテリーの電圧が約12.6Vですので、それ以上の電圧がないとバッテリーに充電がされません。バッテリー自体の性能は特に問題ありませんでしたので、オルタネーターを交換します。
エンジンルームはそこまで広くないため作業性はあまりよくなさそうです。
オルタネーターは上から覗けば見えますし、思ったよりも周辺のスペースもありますので特に苦労せず抜けてきそうな感じです。
オルタネーターはバッテリーと直接つながっているため、取り外しの際にショートさせてしまわないようにバッテリーのマイナス端子を外しておきます。
エンジンカバー、エアーダクトなどを外していきます。
続いてラジエターのサブタンクを取り外します。
補機ベルト、パワステポンプの取り外しが必要です。
オートテンショナーのサーペンタインタイプの補機ベルトです。オートテンショナーを縮める方向に保持しながらベルトを外します。
ベルトの取り外し完了です。
パワステポンプを移動させておきます。
オルタネーターのカプラーを取り外します。
オルタネーターの取付ボルトを抜き取っていきます。
上下の取付ボルトを取り外しします。
少し手間がかかりましたがオルタネーターの取り外しが完了です。
ホンダ純正の新品部品は高額なため、リビルト品のオルタネーターを使用します。新品より安価で、保証もついてきますので安心して使用できます。このリビルトオルタネーターを元通りに組み付けて、エンジンを始動し電圧測定を行い、正常に発電することを確認して修理完了です。